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肥満症

肥満症・メタボリック症候群と睡眠時無呼吸症候群 ― 内科専門医による包括的診療

肥満は見た目の問題ではなく、医学的に治療が必要な慢性疾患である**「肥満症」**です。肥満症は、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、脂肪肝などの生活習慣病に加え、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**の重要な原因となります。これらは互いに密接に関連し、放置すると心血管疾患の発症リスクを著しく高めます。

当院では、肥満症・メタボリック症候群に加え、睡眠時無呼吸症候群を含めた包括的な内科診療を行い、体重・代謝・睡眠という三つの側面から患者さまの健康状態を総合的に評価・治療しています。


肥満症の正しい理解 ― 日本人に多い内臓脂肪型肥満

日本ではBMI25以上を肥満と定義し、その中で健康障害を合併、またはその発症リスクが高い状態を肥満症と診断します。特に日本人は、BMIがそれほど高くなくても内臓脂肪が蓄積しやすく、糖代謝異常や睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいという特徴があります。

内臓脂肪の増加は、首周囲や上気道周囲への脂肪沈着を通じて、睡眠中の気道狭窄を助長します。その結果、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる睡眠時無呼吸症候群が生じやすくなります。


睡眠時無呼吸症候群とメタボリック症候群の深い関係

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸障害を繰り返すことで低酸素状態や交感神経の過剰な活性化を引き起こします。これにより、

  • 血圧の上昇

  • インスリン抵抗性の悪化

  • 脂質代謝異常

  • 動脈硬化の進行

が生じやすくなり、メタボリック症候群を悪化させる重要な因子となります。

一方、メタボリック症候群を有する方では、睡眠時無呼吸症候群の合併率が高いことも知られています。これらは相互に悪循環を形成する関係にあり、どちらか一方のみの治療では十分な改善が得られない場合があります。


見逃されやすい睡眠時無呼吸症候群のサイン

睡眠時無呼吸症候群は自覚症状に乏しいことも多く、肥満や生活習慣病の背景に隠れて見逃されがちです。以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 大きないびきや呼吸停止を指摘された

  • 日中の強い眠気や集中力低下

  • 起床時の頭痛、熟睡感の欠如

  • 治療中でも改善しにくい高血圧

当院では、これらの症状と肥満・代謝異常を関連づけて評価し、必要に応じて簡易検査などを用いた睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングを行います。


当院の治療方針 ― 体重・代謝・睡眠を同時に整える

肥満症治療の基本は、食事療法、運動療法、行動変容です。体重減少は内臓脂肪の減少を通じて、睡眠時無呼吸症候群の重症度低下や血圧・血糖改善に寄与します。

必要に応じて、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法などの標準的治療を実施し、体重管理と睡眠治療を並行して進めることを重視しています。対症療法にとどまらず、病態の根本改善を目指す内科診療が当院の特徴です。


専門的かつ継続可能な内科医療を目指して

肥満症、メタボリック症候群、睡眠時無呼吸症候群はいずれも慢性疾患であり、継続的な医学的管理が不可欠です。自己流の減量や治療中断は、体重リバウンドや合併症悪化の原因となります。

当院では、検査データに基づく丁寧な説明を行い、患者さまがご自身の状態を正しく理解したうえで治療に取り組める診療を心がけています。短期的な体重減少ではなく、将来の心血管疾患リスクを低減することを最終目標としています。


肥満・いびき・生活習慣病でお悩みの方へ

肥満、メタボリック症候群、いびきや日中の眠気といった症状は、個別ではなく一連の病態として評価することが重要です。早期から専門的な内科診療を受けることで、将来的な重篤な合併症を予防できる可能性があります。

当院は、肥満症・メタボリック症候群・睡眠時無呼吸症候群を総合的に診療し、長期的な健康維持を支える内科医療の提供を目指しています。

 

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